司馬禅史報

司馬遷のような志と劉禅並の実行力で歴史を振り返るブログ

中国の神話時代と文明について

こんばんわ、司馬禅です。
今日の内容は中国における人類の出現から最初期の国の興亡に軽く触れていきたいと思います。

 

中国に最初に現れたのは元謀原人、所謂ホモ・エレクトスの一種です。
他にも同類の藍田原人や北京原人も登場しますが、結果としては狩猟能力に優れるホモ・サピエンスに取って代わられていきます。

 

次に人類の出現に出現により生まれた文明について触れていきたいと思います。
中国の古代文明と言うと世界四大文明の一つの黄河文明が連想されますが、より古い長江文明という文明があります。
長江文明は長江流域で発生した稲作で暮らす文明で後の楚・呉・越につながると考えられています。
玉の加工品や磁器なども発掘されてもいますが、下記の黄河文明に敗北、吸収されていきます。

次の黄河文明黄河流域で発生した畑作(小麦)で暮らす文明で、石器時代から長い時間の間に発展し殷・周の青銅器文化につながっていきます。

 

そして神話の時代となりますが、これらはギリシャ神話、所謂ゼウスやヘラなどが出てくる話のようにおとぎ話のようなものになります。

 

まず天地開闢(てんちかいびゃく)ですが、主人公となる盤古(ばんこ)が生まれる前は天と地がくっついており窮屈でしたが、盤古が天を持ち上げ天地を分離し、それらは盤古の成長とともにさらに分離を進め、高さや厚さを増していきます。
やがて盤古が死ぬと、その死体から太陽や月、海や山などの自然が生まれていきました。

 

その後は三皇五帝と続いていきますがいきます、まずは三皇から紹介していきたいと思います。
天地開闢の後、女媧(じょか)が泥をこねて人類を作り、神農が農作を広め、伏羲(ふっき・ふくぎ)がさまざまな文化をつくったとされ、彼らは三皇と言われています。

 

三皇を継いだのは五帝と呼ばれる五人です。

最初の黄帝は神農から治世を継いだ最初の帝としてちゅ中国を統一したとされ、後の夏、殷、周、秦の始祖などの多くの王朝は彼を始祖と仰いでいます。
実在は疑問視されていますが、皇帝を表す色の黄色、中国医学の始祖ともされ中国のみならず日本のユンケル黄帝液があるように中国文化に深く根付いているのは大きいと思います。

そこから三代目までは諸説あるため割愛し、四代目の堯(ぎょう)ですが、五代目の舜(しゅん)に禅譲(血筋に依らない帝位の譲位)を行ったことが有名です。
この舜の後を継いだ禹(う)が中国初の王朝と言える夏(か)を建てますが、それらについては次回から触れていこうとます。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。
続きが気になる、また読みたいと思っていただければ嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

自己紹介と今後について

はじめまして、司馬禅です。

歴史や漫画、市販でコスパのいい食品を探すのが趣味です。

中国の歴史と言えば三国志ですけど、それ以外にもおもしろい時代が
あると知って欲しいと思いこのブログを始めてみました。

当面の予定としては、神話の時代前後をを軽く流して春秋戦国時代から秦の統一と崩壊、前漢の成立にかけてを大まかな流れに人物やエピソードを当てはめるように書いていこうと思っています。

こう書くと難しそうに見えるかもしれませんが、実際は始皇帝項羽と劉邦の時代周辺というと先ほどよりは敷居がだいぶ下がったように思えるでしょう。

事実そう難しい話でもありませんし、楽しく分かりやすくをモットーに継続していこうと思うので、普段とは違う時代にも興味を持ち御一読していただけるとうれしいです。

余談になりますが名前は史記の著者の司馬遷三国志劉備の息子の劉禅から拝借しており、できれば彼らの時代まで継続したいなと思っています。